調査内容
1. 書類の調査、設計図書・竣工図・構造計算書等の調査
2. 建物全体の目視調査（共用部の屋上、共用廊下、外壁、エントランス等）
3. 雨漏り調査（散水調査、紫外線投射調査）
散水の状況
室内への侵入状況
紫外線発光液での侵入特定
4. カビ菌調査
浮遊菌採取状況
真菌採取状況
カビ菌培養結果
5. 木材含水率調査
木材水分計による測定
6. 各室レベル測定
レーザーレベルによる測定
7. 基礎コンクリートの強度調査
シュミットハンマーによる測定
8. 内部構造の非破壊調査（筋交い、断熱材、金物等）
筋交いセンサーによる測定
エックス線による測定
9. 振動測定
振動測定
調査方法
- 書類の調査・構造計算書の偽造や改ざんの有無及び竣工図を確認します。
- 建物全体の目視調査・エントランスから屋上までコンクリートの劣化やひび割れの程度を調査します。また外壁は高性能双眼鏡を使用し不具合や欠陥の程度を確認します。
- 雨漏り調査・居室内に漏水がある場合、どの箇所から漏水しているかを特定します。散水調査及び紫外線投射調査を行います。
- コンクリートの強度調査・シュミットハンマー機を使用し、法定（設計）強度の有無を確認します。
- 鉄筋探査調査・構造計算や竣工図通りの配筋が為されているか、コンクリートのかぶり厚を計測します。また、必要に応じてX線照射調査を行います。
調査基準
- 建築基準法令
- 住宅品質確保の促進に関する法律第5条に基づく性能表示基準及び技術的基準
- 日本建築学会のひび割れ対策指針
- コンクリート工学協会のひび割れ補修指針
住宅調査の内容をご紹介しました。調査金額は建物等によって変わりますが、皆様の住まいを守るため、不安点などある場合は、悩んでいないで1日も早く調査を受けられることをお勧めします。
