マンションでよくある不具合・欠陥とその対策について
当社ではマンション専有部の居住者や管理組合の皆様方から多くのご相談をいただいております。
また建物不具合や欠陥問題の解消に向けたアドバイスや調査を実施しています。
あきらめずに取り組んで下さい。必ず改善されます。
不具合や欠陥の内容
専有部(部屋)に以下の不具合箇所や欠陥がある
- フローリング床に床鳴りや軋みがあり年々ひどくなる。
- バルコニー等に大きなひび割れがある。
- 新築なのに内装のクロスによじれやひび割れ等がある。
- 建具に開閉不良が発生している。
- 換気を行っているにもかかわらず、冬場の結露がひどい。
- 雨漏り被害がある。
- 階上、階下の音がよく聞こえる。
- 給排水の流れが悪い。
マンション(共用部)に以下の不具合や欠陥がある
- 共用廊下や外壁に大きなひび割れがある。
- 漏水現象がある。
- 外壁や屋根部のコンクリートが白華(白い粉や液状のもの)している。
- 外壁等のコンクリートひび割れ箇所から錆汁が出ている。
以上がマンションにおける特徴的なご相談内容です。
概ね5年未満の建物で上記のような現象が見られる事は何らかの設計、施工の手抜きやミスがある可能性が高く、通常のアフターメンテナンス(サービス)で済ませる内容ではありません。
改善と対策
- 第三者調査機関による建物調査『予備調査』の実施(共用部及び専有部)
- 調査報告書に基づく不具合や欠陥等の問題点の整理(建物瑕疵や欠陥の判定)
- 事業主(売り主)施工者、設計事務所との『話し合い』(調査報告書に基づく)
- 「本調査」の実施や補修、調査費用等の負担を定めた『合意書』の締結
- 補修工事の監理・監査の実施
- 住宅の品質確保促進法に基づく既存(中古)住宅の『性能評価書』の発行
マンション(分譲住宅)とは大切な資産であり、売却時にその価値が判定されます。
既存(中古)住宅の「性能評価」(書)は建物の安全、安心のものさしとなり不動産の価格に影響を与え流通を円滑にするものとなります。
また、すでに現在の不動産流通における重要事項説明書に「性能評価書の有無」が記載され売買契約に至る重要なポイントとなり取引に影響を与えています。
マンション(共用部分)の建物調査概要
調査の目的
- 雨水等による漏水箇所の有無及び確認
- 屋上等防水の施工状態
- 外壁等のひび割れの確認
- エントランスホール・外構等、共用部分内・外部の仕上げ状態
- 鉄筋の経や配置、コンクリートの強度の確認
上記事項の調査を行い、建物全体の瑕疵や不具合を判別し、適切な補修を提案する事で建物の耐久性、安全性を確保する事を目的とする。